ここんとこ、残業が殆ど無いから、余裕ができた時間でクラウドソーシングに手を出してみました。思えば、コレが悲劇の始まりだったのです・・・。

サイトに登録した
最大手ってことで、とりあえずランサーズに登録してみましたよ。
プロフィール欄を充実させた
普通に考えると、取引実績のない、どこの馬の骨かわからない人に発注するのって、相当勇気が要るはずですよね。という訳で、せめてプロフィール欄(経歴とか、得意分野とか)を充実させてみました。
それから、身元を保証(?)するための『ランサーズの認証』ってのを受けることができます。例えばこんなの。
- 本人確認書類(免許証とか保険証とか)のアップロード
- 機密保持制約への同意
- ランサーズチェック
- 電話での本人確認
これらも、全てやりました。 ちなみに『ランサーズチェック』ってのは、『ウイルス対策ソフトはいってますか?』とかの質問に、はい・いいえで答えるようなチェック。・・・これ、意味あるんですかね?抑止力?

仕事を探した
・・・で、いざ、良さげな案件を探すじゃないですか?
最初だから、多少割に合わなくても、実績作りのためのディスカウントなんかしちゃおうかなー なんて考えてたんですよ。
まずは手始めに、割と短期間で終わらせられそうな、かんたんなツール開発とか、Wordpress導入とか探してみたんですけど。。。
見積もった
いや、見積もれなかった。いざ案件の詳細を確認してみると、例えば『WordPressでのコーポレートサイト制作』みたいな案件で、こんなのがある訳です。

ふむふむなるほど。さらに↓↓詳細↓↓を確認します。すると・・・

「わからないので、相談して決めさせていただければと思います。」だらけ。こういうの、結構普通にあるんですよ。『相談しながら進めたい』とか、『素材はない。相談しながら進めたい』とか。
それで予算\20,000~\50,000とか、結構ざらにあって。
会社の業務だったら、絶対にストップ掛ける。ウチの広報(Web担)がこんな依頼出してきたら、反省文書かせる。そんな権限ないけど。僕の担当でもないけど。
こんな情報で、どうやって見積もったものか・・・と思ったけど、相手も詳しくなくて当然です。『わかってない客を嘆く』ってのも、あまり格好いいモノじゃないので、次の手を考えることにします。あまり質問責めにすると印象悪いので、最低限の確認だけ質問をやり取りして、基本ラインのいくつかのオプションを追加できるような形での見積もりを作り、いくつかの提案も織り交ぜて、要らなかったら外してね 的な提案を提出しました。すると・・・
キャンセルされた
発注者は、提案を募集している最中に、募集をキャンセルすることができます。
しばらくすると、この案件も、発注者によってキャンセルされてしまいました。頑張って提案したのに残念ですが、いろいろ事情はあるんでしょう。
僕も、本業で似たようなコトやっちゃったことあるし。それを思うと、強くは責められません。
疑心暗鬼になる
きっと、悪気は無いんだろうと思いました。最初は。
キャンセルの理由も確認できるんですけど、今回は『依頼内容を修正するため』だそうで。なのに、いつまでたっても、この発注者から修正された依頼は出てこない。
・・・確かなことは言えないけど、『提案を集めるためにやった』んじゃないのかと思います。つまり、あえて曖昧な要件を見せて、提案を集めるだけ集めて、知見を集めたらキャンセル。その知見をもとに、自分でやれそうなら自分でやる。ダメそうなら、集めた知見をもとにして、再度提案させる。
心が折れる
普通、ビジネスでこんなコトを繰り返してたら『あいつの案件に提案するのはやめておこう』ってなると思います。いわゆる地雷客とか乞客ってやつですね。
でも、今のランサーズの仕組みでは、発注者がキャンセルしたことで悪い評価は付きません。つまり、キャンセルし放題。スペシャリストの知見を集めたい放題。
この程度でココロが折れてちゃ、クラウドソーシングの世界じゃやっていけないのかもしれませんが、僕にはちょっとハードルが高すぎました。
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