今回は、WagbyをAWS EC2のAmazon Linuxにセットアップしてみます。
なお、以下の記事でも触れていますがAWSでのWagby Designerの動作はサポートされていないかもしれません。おしごとで開発用環境とし使う場合には、ライセンスを購入した代理店に相談してみた方が良いと思います。
Wagbyのビルドに掛かる時間をいろんなスペックのマシンで比べてみた
AWSのアカウントの作成や、AmazonLinuxのインスタンスの作成方法は、以下の記事を参考にしてください。


Java8+Tomcat8のセットアップ
Amazon Linuxは、初期状態ではJava7がインストールされているので、JDK8(java-1.8.0-openjdk-devel)をインストールします。
$ sudo yum -y install java-1.8.0-openjdk-devel tomcat8
これだけではJava8を優先して使ってくれないので、alternativesコマンドでJava8を優先するように指定します。
$ sudo alternatives --config java
2 プログラムがあり 'java' を提供します。
選択 コマンド
-----------------------------------------------
*+ 1 /usr/lib/jvm/jre-1.7.0-openjdk.x86_64/bin/java
2 /usr/lib/jvm/java-1.8.0-openjdk-1.8.0.25-0.b18.4.amzn1.x86_64/jre/bin/java
Enter を押して現在の選択 [+] を保持するか、選択番号を入力します:2
ダウンロード&展開
Wagbyの最新版をダウンロードします。
$ wget https://wagby.com/download7.jsp
展開します。
$ mv download7.jsp wagby.zip $ unzip wagby.zip
環境変数”LANG”の設定
このあとWagby Designerを起動してビルドするとjava.lang.NullPointerException
が発生してビルドに成功しません。以前はコレでうまく動いていたと思うのですが、原因にまるで検討がつきません。
何気なくWagbyの更新情報を見ると、国際化関係の対応がいくつか入っているようでした。
ビルドエラーのメッセージがなぜか英語だったので、試しに一度WagbyDesignerのプロセスを切ってから環境変数[LANG]を日本語に設定してみます。(初期状態では英語)
$ export LANG=ja_JP.UTF-8
再度WagbyDesignerを起動してビルドするとビルドに成功しました。R7.11.0からの変更かどうかはわかりませんが、海外への進出を睨んだ変更・・・でしょうか?
AWSはともかく、手順さえわかってしまえば、LinuxのほうがWindowsで開発環境を準備・運用するよりもずっと簡単・ラクチンなのでオススメです。

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