Workfusion RPA Expressを使ってEightからZoho CRMに名刺情報を自動連携する(2)

RPA

前回の続きです。

といっても、前回はお題・・・『Eightに登録された名刺のデータを、ZohoCRMに連携する』・・・を決めただけでした。

さて今回の記事では、実際にRPAを作り始める前に『どんな操作をするのか』という手順を確認します。

RPAは『人間がPCを操作する手順を再現』できるソフトウェアですが、一部の操作手順は『RPAで設定しやすいように変更』しています。詳しくは文中でご紹介します。

1. 名刺データの取得

まずは、Eightに登録されている名刺のデータを取ってきます。すでに名刺をスマホで撮影&アップロードされている前提でスタートします。

Eightでは、名刺のデータにアクセスできるようなAPIが提供されていません。なので、ブラウザを使って、画面をチマチマ遷移させて名刺データを取得します。

そもそもAPIが提供されてたら、わざわざRPAなんぞ使う必要無いんですけどね。

1-1. Eightにログイン

Eight(https://8card.net/login)にログインします。

特に変わったところはありません。IDとパスワードでログインします。

1-2. 名刺データの取得

一覧の画面はこんな感じ。

普通に『人間の操作手順を再現する』と考えた場合、こんな感じの手順になるかと思います。

  1. 先頭の名刺を選択して、詳細表示画面に遷移。
  2. 詳細表示画面に表示された名刺情報を取得する。
  3. 一覧画面に戻って、次の名刺を選択。
  4. 1~3を、最後の名刺まで繰り返す。

特に変わったことの無い操作に思えますが、これをRPAに設定するのは意外と面倒です。というわけで、ちょっとだけ手順を変更します。

1-2-1. 詳細表示画面のURLを抽出

Eightでは、名刺の詳細表示画面URLは次の2種類のようです。

  • https://8card.net/p/(ID)
  • https://8card.net/people/(ID)/friend_card

一覧画面から、これらのパターンに該当するURLをぜんぶ抽出します。


Chromeでcltl+shift+Iを押して、開発者ツールを表示。”console”タブを開き、次のコマンドを実行して、このページ内のリンクを抽出します。

urls = $('a');for (urlin urls) console.log ( urls[url].href );

出力結果のあたりで右クリックすると、テキストに保存できます。一覧表示画面は30件までしか表示されてないので、全件出力するために、これを何度か繰り返します。

URLを保存したテキストファイルから、パターンに該当する行だけを抽出します。

findstr "8card.net/p/ 8card.net/people/" 保存したファイルのフルパス | Sort-Objec
t | Get-Unique | Select-Object{$($_-split(" "))[1]}

結果はこんな感じ。

これをテキストやExcelに保存して、『詳細表示画面のURL』が用意します。

1-2-2. 詳細表示画面から、名刺データをスプレッドシートに転記

名刺の詳細表示画面に表示されている、氏名や電話番号などの情報を、スプレッドシートなどにチマチマ転記します。これを、さっき取得した全てのURLで繰り返します。

ところで、特に前置きはありませんでしたけど、ここまで『全件データを取得して、一時ファイルに保存。これをCRMに登録する』という手順で進めました。一方で『1件データを取得して、それをCRMに登録。これを全件分繰り返す。』という方法でも、もちろん登録できます。

どちらが良いのか、ケース・バイ・ケースだと思います。ただし、EightとZohoCRMの仕様は、RPAの利用者側でコントロールできない(あたりまえ)ので、意図せぬ仕様変更でRPAが突然動作しなくなることが起こりそうです。このとき、途中に一時ファイルを挟むことで、仕様変更の影響を極小化することが期待できます。

2. Zoho CRMに登録

2-1. ログイン

ログインします。特に変わったことはありません。

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2-2. 『連絡先』の登録

幸いZoho CRMの方はインポート機能があったので、これを使います。

『インポート』ボタンをクリックして、スプレッドシートをアップロードします。CSVやスプレッドシートのヘッダにCRM側と同じ項目名が設定されていれば、項目の関連付けも自動でやってくれます。

登録が完了すると、こんなかんじ。↓の画面は、ZohoCRMが用意されているサンプルデータです。ボカし忘れじゃないのでご安心を。

手順は以上です。次回は、この手順を、Workfusion RPA Expressで設定してみます。

この記事は以上です。

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