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必死に隠してきた『SIerはゴミ・情シスもゴミ』という事実は、いまや多くの人が知る常識になってしまった訳だけど。

こんにちは。30代、既婚、片付けられない男、サイ蜂です。

元日経コンピュータ編集長で、ITproのコラム「極言暴論」を執筆されている木村岳史氏。SIerや情報システム部門に対する刺激的な発言で、多くの賛同と、多くの反発を得ています。

twitterで日々、こんな感じのコトをつぶやいていらっしゃる。


彼の発言を初めて目にしたのはいつだったか。僕が前職の同僚Y君と『面白い事言ってる人がいる』と話したのが最初だと記憶しているので、2010~2011年頃かな。

IT部門のスタッフである僕たちは、興味と共に、軽い反発を感じていました。『現場を知らないジャーナリストが適当なコト言ってるよ』とか『炎上マーケティングかよ』とか。

ただ、なんとなく気になって、たびたび彼の記事を気にして読むようになっていました。

あれから時はたち2017年、ブログのネタ探しにタイムラインを眺めていたら、木村氏のこんなツイートが。

・・・だよね。わかるわかる。ウチにもさぁ・・・・。


そう。いつの頃からか僕は、彼の発言に対する反発のような気持ちは綺麗さっぱり消えていました。それも、結構前から。なんでだ?

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有名になって、発言に毒気がなくなってしまったのかな?

『有名になったり偉くなると、立場上、それまでの過激な発言を控える』ってのはよく聞く話。でも、彼が日経コンピュータの編集長を務めている当時からあんな感じの発言だったので、この予想は、ちょっと的外れかな。

というわけで、過去の発言と比べてみましょう。

むかし

もっと前のがあるハズなんだけど、見つからなかったので、2013年の記事から。

いま

そして、2017年。

こうしてみると、特に『毒気が抜けた』という印象は受けませんね。相変わらず。もちろんいい意味で。むしろ、記事タイトルは今のほうが過激。

・・・そう。変わったのは、僕。または僕ら。または世間の共通認識。

SIerとかIT部門を『ゴミだ』と呼ばれても、ムキになって反論したり、反発する人がいなくなった。(よね?)だって、事実だもん。

今では当たり前のように言われてるけど、ちょっと前までは、そんな空気じゃなかったよね?

いままでひた隠しにしていた『SIerはクソ・情シスもクソ』は、いまや多くの人が知る常識になってしまった訳だけど。

いまでこそ『SIerはゴミ』とか『情シスは掃き溜め』とか、(木村さんはこんなこと言ってませんけど)特に目新しさを感じない主張ですが、エンプラIT界の巨大メディア 日経コンピュータの人が言う・・・って、当時は結構衝撃的だったと記憶してます。

・・・でもさ、みんな知ってたよね?

既存コードをコピペするしか能のないプログラマを、大量に送り込んでくる大手SIerとか。

『顧客との折衝』という『高尚』な仕事をする、御用聞きSEとか。

パワポに絵を書くだけで、自分ではコードも書けないし、自分の言葉で仕組みを説明できないアーキテクトとか。

『自分たちの能力の高さを幹部に示す』ことに執心していて、プロジェクトの成功は二の次なコンサルタントとか。

業務部門とSIerの間の伝書鳩くらいしかできる事がない、IT部門のスタッフとか。

下請けのエンジニアを『潰した』ことを、武勇伝のように語るPMとか。

そんな人達をたくさん見てきて、マトモじゃないと思いながらも、日々目の前の仕事をこなしてきた。ゴミだゴミだと思っても、ITの外の人たちに対しては、スペシャリスト面して接してきた。

でも、バラされちゃった。しかも、自分たちの味方だと思っていた、天下の日経サマに。

あいつらの大部分は、ITの素人だし、ポンコツだし、スペシャリストのフリをしてるだけの役立たずだよ。』って。

変わらないSIer、変わらない情シス

これだけ定着してきた『SIerはクソ・情シスもクソ』という事実ですけど、まだ『届いてない』人はたくさんいます。

『届いてない人』には共通点がある気がするのですが、僕の周りだけではサンプルが少ないので、自信が持てません。


木村氏の主張は、いまや常識になり、多くの人に受け入れられています。だけど、届かない層には、引き続き無視され続けています。

木村氏には、これまでよりも一層、『まだ届いてない人』めがけて、過激に暴れまくって欲しいと願います。