それはとてもヒドイい会議だなって(社内システムの命名の場合)

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以前書いた『社内システムの名前の付け方』についての記事について、『会議のやりかたについてもっと詳しく』という意見をもらったよ。

www.cycle-g.info

なので、『よくない会議のすすめかた』について、会話形式で紹介するよ。(←1度、会話形式の記事を書いてみたかった。)

※このお話は、事実を元に構成してますが、フィクションですよ。

シチュエーション

こんなシチュエーションを想定してるよ。

  • 社内システムの名前を付ける会議。
  • 2~3の部門で利用されるシステムだけど、全社で大々的に使われるシステムではない。

登場人物

名前 説明
サイ蜂 開発チームのリーダー。今回の会議のファシリテーション役。
シス夫 開発チームのメンバー。優秀なエンジニアだけど少し気弱。ビズ子が苦手。
ビズ子 企画部門の担当者。意識高い。
マネ太郎 企画部門のマネージャー。豪快で気の良いオジサン。

会議のようす

第1話 そんなの、あたしが許さない

それではさっそくですが、いま開発中の、新しい問い合わせ管理システムの名前を付ける会議を始めたいと思います。事前に宿題として出していた『システム名の案』を、それぞれ3つづつ発表してください。時計回りで良いですかね。

すみません。考えてみたんですけど良い案が浮かばなくて。1つだけしか用意できませんでした。

実は私も、1つだけしか用意してません(キリッ)。マネ太郎さんはこういうの、得意なんじゃないですか?(キリッ)

ま、苦手じゃないけど、今回は重要な会議が続いちゃって準備できなかったんだ。すまんね。ガハハ。

わかりました。では、シス夫君からお願いします。

はい。新しい問い合わせ管理システムということで、『新・問い合わせ管理システム』というのはどうでしょう。

(うーん・・・)

ハイッ!!よろしいでしょうか(キリッ)。その名前には3点の問題があります(キリッ)。まず1点目が・・・

ま、まぁ、まずは一通り発表してから議論しましょうか。次にビズ子さんどうでしょうか。

ハイッ。私は、先日発表された新しい社訓の中から『新しい時代を切り開く』をモチーフにして、『The ERA』という名前を考えてきました。(キリッ)

(おいおい・・・。大げさすぎるだろ。社訓関係ねーし。社畜乙。って言うか『The』って何だよ・・・。)

第2話 もう、誰にも頼らない

ふむふむ。全部出揃ったかな。この2つから選ぶってことになるのかな?ガハハ。

(マジか。ダメだろ。)候補がちょっと少ないですかね?他に、今思いついたものでも結構ですので、何かありませんか?

・・・

・・・

・・・

で、では、この中から多数決で決める・・・という事でよろしいでしょうか。

・・・(目で頷く)

・・・(目を合わせないで頷く)

・・・(パソコンを操作しながら頷く)

第3話 こんなの、絶対おかしいよ

それでは、『新・新問い合わせ管理システム』が良いと思う方は、挙手をお願いします。

・・・

・・・

・・・

あ、あれ?シス夫君はいいの?

いや、やっぱりイマイチだったかなって。

そっか。じゃあ、もう決まったような感じですが、『The ERA』が良いと思う方。

・・・

・・・

・・・(一瞬手を挙げようとしたけど、とっさに引っ込める)

第4話 最後に残った道しるべ

あれ?ビズ子さんとマネ太郎さんは・・・。

・・・(キリッ)

いやぁ、そもそも、我々だけで決めるというのはどうなんだろうね。いっそ、公募してみるってのはどうだろう?ガハハ。

(イラッ)

何がいけなかったんだろう?

  • 『システム名を決めるプロセス』について、最初に合意がなかった。
  • 名前の案を『宿題』にした。
  • 議論やアイデアを膨らませる過程がなく、安易に多数決に頼った。

・・・いや、他にもいろいろあると思うんだけど、あくまでもフィクションなので。

次回、もうちょっと良いやり方をご紹介します。