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エンプラITの現場に蔓延する気分が悪くなる言葉『エンジニアを調達』『細かいこと』

僕は数年前から、ある金融関係の会社のシステム部門で働いている。あまり使いたくない呼称だけど、僕はいわゆる社内SEってやつだ。

ここではときどき、気分が悪くなるような言葉が飛び交う。今日は、そんな言葉を紹介したいと思う。

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言い訳

早速で悪いが、言い訳をさせてもらう。僕が勤務している会社は、世間で言われるブラック企業ではないと思う。

一ヶ月の残業が20時間を超えることは稀だし、残業代は全額支給される。CSR活動にもたいへん力を入れていて、『外からどう見られているのか』について神経質なくらい気を使っている。

ここで紹介するような言葉は、パワハラ的に使われている訳じゃない。これらの言葉を使ってる人たちはみんな、威圧したり傷つけたりす意図がまるで無い。

だが、それが余計に気分が悪い。

そんな会社の、システム部門での話だ。

嫌な言葉 その1 『開発者を調達する 』

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主な使用者

  • 情報システム部員 またはそのマネージャー
  • SIerのPM

用例

『再来週からプロジェクトが始まるのに、F社はまだ開発者を調達できていないらしいよ。』

頻出の場面

プロジェクトの開始前

所感

エンジニアは、モノじゃない。人を指して『調達』とは、大変無礼な話である。真っ当な大人の感覚では、あり得ない言い回しだ。

一方、書類処理などの事務作業を、派遣社員に担当して貰っているが、彼ら・彼女らに対して『調達』などとは、絶対に表現しない。

たぶん、PMBOKの調達マネジメント(Procurement Management)から定着した表現なのだろうけど、社内SEサマやPMサマが、ITエンジニア・・・またはITそのものを見下しているような印象を受ける。

とても、嫌な気分になる。

嫌な言葉 その2 『細かいこと』

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主な使用者

  • 情報システム部員 またはそのマネージャー
  • SIerのPM

用例

『細かいことは、担当SEに聞いておきます。』

頻出の場面

  • 利用部門等から、仕様の詳細を確認されたときに。
  • 上司に、詳細を聞かれたときに。

所感

詳細な仕様・設計・コードの内容に至るまで、全て1人が把握することはできない。

だから、即答できないことは恥ずかしいことでもないし、こんなことで『仕事ができない』などと判断するようなものではない。ただ単に、効率よく仕事を進めるために、担当と役割を分担しているだけの話だ。

だが、『詳細なこと』の意味で、『細かいこと』という表現を使う社内SEサマは多い。

『細かいこと』という表現には、『瑣末なこと』という表現に近い印象を受ける。まるで、『俺様はそんな瑣末なことまで面倒みる立場じゃない』と言いたげだ。

彼らの言う『細かいこと』が重要だからこそ、今、確認を受けている。それを軽視するような発言・表現をするべきではない。

とても、嫌な気分になる。

最後に

他にもたくさんあったのだけど、GW最終日なので、気分が落ち込みすぎないよう、これで終わりにしようと思う。